2015年7月5日日曜日

「これだ!これ下さい。**本のローソクとチョコレートのメッセージプレートも」

昨日7月4日は朝から二人揃って、会社の指定病院へ「成人病検診」に出かける。
今にも雨が降り出しそうな空を見上げ、昨日借りた代車のGolfで9時過ぎに到着。
いつになく受診される人数が少なく、思いの外早く検査が進み、最後の胃カメラの検査室へ入る。
芦屋小雁に似た3代目院長がにこやかに迎えてくれた。

モニターに目をやると直前の受診者の名前が残っている。
彼女の名前だと気付いたが、続けてS**/07/04とある。
「ふう~ん、無事に終わったのか・・・」
と思っていると
「奥様、今日がお誕生日なのですね」と年配の看護師さんに告げられる。
「ん? 今日か!まずい・・・(冷汗)」
午後は溜まっている仕事を片付けなければならない。
夕方はPOLO(愛車)の引き取りなどで時間が取れない。

検査が終了し、例年通り食事券をいただき、昭和レトロのレストランへ昼食に出かける。
「お誕生日ケーキ 用意してるよ。今夜は時間が取れないしな。」
「わあ~ほんとうに?うれしいわ。忘れていると思ってたの」

とにかく隣のSホテルのTパティシエに頼み込むしかない。
お店に行くとショーケースに苺が一杯乗っかっている15cmのケーキが残っていた。

「これだ!これ下さい。**本のローソクとチョコレートのメッセージプレートも」

40年前、藤井達朗によるサントリーレッドのコピーがロウソクの向うに浮かぶ。

「すこし愛して、なが~く愛して。」