今日はバレンタインデー。恋人たちの愛の誓いの日とされ、世界各地で様々な祝い方があるようです。
日本でのバレンタインデーとチョコレートとの歴史の起源については、
- 1936年 神戸モロゾフ製菓説がもっとも古いとされています。
神戸モロゾフ製菓説は、東京で発行されていた英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー』1936年2月12日付けに同社が広告を掲載したことを重視するものです。
「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」というコピー。確認されている最も古い“バレンタインデーにはチョコを”の広告ですね。
弊社のお得意先さまであるモロゾフさんがチョコレートに拘るのは、このためなのでしょう。プリンではなくチーズケーキでもない「チョコレート」。
この時期に必ず思い出す出来事があります。
野球の大好きな小学2年生の男の子。日が暮れるまで隣町で野球の練習をしています。冬のある日の夕方、薄暗くなり気温もかなり下がってきました。男の子のマンションの玄関チャイムが鳴りました。
母が出てみると、いつも目立たない地味な女の子が一人、恥ずかしそうにたたずんでいます。
意を決したように
「**くん いますか?」
「まだ帰っていないけど・・・」
「**くんに・・・」
卒倒しそうなくらいの勇気を出して、バレンタインの日に小さなチョコレートを届けに来たのです。それも、夕方にたった一人で・・・。
母はいじらしく思い、心から「ありがとう」と何度も告げました。
練習から帰った男の子に感動を伝えると「ふーん」とたった一言。彼にはたくさんのプレゼントの中の一つでしかないのです。
母は想う。
「人生が始まったばかり。心を伝えることが出来たよろこびをきっと彼女は感じてる。」