2011年2月24日木曜日

コミュニケーション ?

私たちは
「人のつながりを大切に・・・」 を経営理念として表明しています。
言い換えるとコミュニケーションを大切にすることです。
お取引先様、社員、家族、友人、隣人、社会などとのつながり(コミュニケーション)を大切にすること。
いつも一歩踏み出したばかりのような気がするほどの壮大な理念です。

最近、コミュニケーションが不足していると社内のあちこちで良く聞きます。また様々な情報の共有化がなされていないとも指摘されています。

コミュニケーションを発信と応答と考えると、ある人のアクションに応じて別の人にリアクションが生じた場合、両者の間にコミュニケーションが成立したことになります。情報の伝達だけでなく理解や共感が生まれた場合「コミュニケーションがうまくいっている」と言われます。理解や共感が積み重なる程、人間関係は深くなってゆく。人間関係はコミュニケーションの累積だといえます。

日本を代表する作曲家の武満徹は
「合唱の美しい響きをつくり出すには、ひとの歌を聴かなければならない。そしてひとも自分の声に耳を傾けているのだということを知らなければならない。」と言っています。
この言葉はコミュニケーションの原点となる「話す、聞く」ことの大切さを教えてくれます。

内田樹(うちだたつき)は気長な修行が要ると言います。
「コミュニケーションするぞと決意さえすれば、もう翌日からすらすらうまくゆくのではない。それなりの訓練と技術が必要であり、また失敗することで仮説と検証を繰り返し手間暇をかけなければならない。そのような気長な修行が要るのです。」

話し合うことが出来ても理解し合うことに、すぐには結びつかないのです。だからこそ「話す・聞く」を繰り返し行うことが重要であると思います。
その時に気をつけることは、言葉遣いが正しく理路整然と話すことではなく、自分の言葉で「自分の身になにが起こり、今どのような状況にあるのか」をまわりの人に説明することです。
また、よく意味のわからない話を、相手の表情や身振りなどから推量し、誤解の幅を小さくし相互理解につとめることです。




「人の歌を聴く。ひとも自分の歌に耳を傾けていることを知る。」

2011年2月14日月曜日

Valentine's Day と 夕暮れのチョコレート

今日はバレンタインデー。恋人たちの愛の誓いの日とされ、世界各地で様々な祝い方があるようです。
日本でのバレンタインデーとチョコレートとの歴史の起源については、
  • 1936年 神戸モロゾフ製菓説がもっとも古いとされています。
神戸モロゾフ製菓説は、東京で発行されていた英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー』1936年2月12日付けに同社が広告を掲載したことを重視するものです。
「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」というコピー。確認されている最も古い“バレンタインデーにはチョコを”の広告ですね。

弊社のお得意先さまであるモロゾフさんがチョコレートに拘るのは、このためなのでしょう。プリンではなくチーズケーキでもない「チョコレート」。

この時期に必ず思い出す出来事があります。
野球の大好きな小学2年生の男の子。日が暮れるまで隣町で野球の練習をしています。冬のある日の夕方、薄暗くなり気温もかなり下がってきました。男の子のマンションの玄関チャイムが鳴りました。
母が出てみると、いつも目立たない地味な女の子が一人、恥ずかしそうにたたずんでいます。 
意を決したように
「**くん いますか?」
「まだ帰っていないけど・・・」
「**くんに・・・」
卒倒しそうなくらいの勇気を出して、バレンタインの日に小さなチョコレートを届けに来たのです。それも、夕方にたった一人で・・・。
母はいじらしく思い、心から「ありがとう」と何度も告げました。

練習から帰った男の子に感動を伝えると「ふーん」とたった一言。彼にはたくさんのプレゼントの中の一つでしかないのです。

母は想う。
「人生が始まったばかり。心を伝えることが出来たよろこびをきっと彼女は感じてる。」

2011年2月1日火曜日

人のつながりを大切にする。

1月の最終日、この冬最大の寒気に襲われました。

(禍) 2月22日(火)夜 親友と相談を兼ねて会食をする頃から変調をきたし、翌朝から2日間のダウンとなりました。
家族の一人がA型インフルエンザに感染したので、連鎖感染を防ぐべく、家中で臨戦態勢で封じ込めを図ったのですが、甲斐なく2例目の発症となってしまいました。受け入れるより他はなく、「土日に救われた」と良い方に考えることにしました。

(福) 月曜日の朝、車の温度計は-2度を表示していました。
 こんな日は寒い日は社員も大変だろうなと考え朝礼に望んだのですが、全員の元気な出社に信頼と感謝の気持ちで暖かくなりました。

(福) 早朝よりの来客。RASの全国フランチャイザーへのプレゼンのお話し。数万台の案件。今月中のプレゼン予定。RASの特大ホームランとなるか、楽しみ。

(禍) 午後一 来客。1月の業界全体の落ち込みが激しい。家電エコポイント終了に伴う反動。然り。

(福)来客 受注製品の2月3Fライン満杯

(福) 夕方 来客。 住宅エコポイントは一時的な現象ではなく需要が底上げさたとの情報。PB断熱材の販売の継続的な伸びが期待出る。

(禍福) 社内の予想外の「突発事項の発生」により製造部は緊急残業。寒い日なのに申し訳ない。信頼を築くには多くの時間を要するが壊すには数分で済む。
信頼が壊れていく連鎖をくい止める努力に感謝。人のつながりを大切にする我が社としては辛いが大切な出来事。

因禍爲福。成敗之轉、譬若糾墨
わざわい)に)りてふく)と)す。成敗せいはい)のてん)ずること、たと)えばあざな)えるぼく)のごと)し。  
〔出典〕 『史記』南越列伝