私たちは
「人のつながりを大切に・・・」 を経営理念として表明しています。
言い換えるとコミュニケーションを大切にすることです。
お取引先様、社員、家族、友人、隣人、社会などとのつながり(
コミュニケーション)を大切にすること。
いつも一歩踏み出したばかりのような気がするほどの壮大な理念で
す。
最近、
コミュニケーションが不足していると社内のあちこちで良く聞きま
す。
また様々な情報の共有化がなされていないとも指摘されています。
コミュニケーションを発信と応答と考えると、
ある人のアクションに応じて別の人にリアクションが生じた場合、
両者の間にコミュニケーションが成立したことになります。
情報の伝達だけでなく理解や共感が生まれた場合「
コミュニケーションがうまくいっている」と言われます。
理解や共感が積み重なる程、人間関係は深くなってゆく。
人間関係はコミュニケーションの累積だといえます。
日本を代表する作曲家の武満徹は
「合唱の美しい響きをつくり出すには、
ひとの歌を聴かなければならない。
そしてひとも自分の声に耳を傾けているのだということを知らなけ
ればならない。」と言っています。
この言葉はコミュニケーションの原点となる「話す、聞く」
ことの大切さを教えてくれます。
内田樹(うちだたつき)は気長な修行が要ると言います。
「コミュニケーションするぞと決意さえすれば、
もう翌日からすらすらうまくゆくのではない。
それなりの訓練と技術が必要であり、
また失敗することで仮説と検証を繰り返し手間暇をかけなければな
らない。そのような気長な修行が要るのです。」
話し合うことが出来ても理解し合うことに、
すぐには結びつかないのです。だからこそ「話す・聞く」
を繰り返し行うことが重要であると思います。
その時に気をつけることは、
言葉遣いが正しく理路整然と話すことではなく、自分の言葉で「
自分の身になにが起こり、今どのような状況にあるのか」
をまわりの人に説明することです。
また、よく意味のわからない話を、
相手の表情や身振りなどから推量し、
誤解の幅を小さくし相互理解につとめることです。
「人の歌を聴く。ひとも自分の歌に耳を傾けていることを知る。」
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