維新後、140年を経て会津は再び哀しみに沈んだ。
失ったものは計り知れない。
司馬遼太郎が生きていれば、今、なにを語ったであろう。
会津藩の上士の子息達は六歳になると「什」という子供達の組織(遊びの仲間)に振り分けられ、「什の掟」(什の誓い)を教えられたという。
* 嘘を言うてはなりませぬ。
* 卑怯な振舞をしてはなりませぬ。
* 弱い者をいじめてはなりませぬ。
などがあり、最後に
ならぬことはならぬものです。
と締め括られている。
この誓いを受け継ぐ会津人と、政府、東京電力は真摯に向き合わなければならない。
自分たちの世代では取り戻せないものもある。
次代を担う人に、若者に引き継いでいくしか道はない。
子供達が笑顔で見上げる会津の空に「鯉のぼり」が泳いでいる。
一緒に見上げる大人にも笑顔が浮かぶ。
私も微笑んだ。
今年の夏は会津に行こう。
今年の冬も会津に行こう。
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