2014年11月19日水曜日

カティアの歩き靴

少しづつ読み続けていきたい須賀敦子の文章。
「カティアが歩いた道」

根拠も全くなく、カティアの「歩き靴」と同じなのではと、あの旅の間、履き続けていた編上げのセミブーツを思い出す。
「しばらくパリに滞在して、宗教とか、哲学とか、自分がそんなことにどうかかわるべきかを知りたい。いまここでゆっくり考えておかないと、うっかり人生がすぎてしまうようでこわくなったのよ」とカティア・ミューラーは話す

あの熱い時代の中で、この時間を持たなかったのが悔やまれるが、まだ遅くはないのかもしれない。
エピローグにむけて時間はあまり残されていないが、秋を42年ほど遡ろう。
TOPの写真で 履いている靴が 私の歩き靴です。

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