日曜を除く毎朝、5時に起きて7時まで、6才と9才の男の子と一緒にお勉強をしています。
始めてから、もう4年近くになります。
冬はかなり厳しいですが、夏は爽やかです。
まず本を一緒に読みます。または私が読み聞かせをします。我流ですが朗読は好きで続けてきました。
本はすべて私が選びます。絵本は描かれている絵が良いもので素敵なものを選びます。
本棚は、いつの間にか絵本であふれかえっています。
子供向けのよい絵本はヨーロッパの国々のものがほとんどです。
しかし、三人が揃って好きな本は 日本人の作家 いせひでこ 「ルリユールおじさん」。
たいせつにしていた植物図鑑がこわれてしまった、パリの少女ソフィーとルリユールのお話し。
ソフィーは本をなおしてくれる人がいると聞いて、ルリユール(製本職人)を訪ねる。
窓の外に見えるおおきなアカシヤの樹 それはとりわけ ソフィー の大好きな樹。
パリのゆったりとした風景を水彩の筆で描いていく。
彼女の植物図鑑をよみがえらす工程で、ルリユール(製本職人)はつぶやく。
わたしも父とおなじ ”魔法の手” を手に入れただろうか?
本への愛情と、時代をこえてつながる職人の誇りを描いています。
かれらに ”魔法の手” を伝えることは、わたしにはできない。
でも、 "魔法のこころ" を伝えることはできるかもしれない。
朝早くから一緒に学び、すごす時間で魔法のこころは伝わっていく。
知ることのよろこび 学ぶことの楽しさ。
そして人生を大いに楽しむ術(すべ)は伝えることができるかも知れない。
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