2012年7月16日月曜日

「ずっと」なんてないことを、 こどもたちは夏から教わる。

天神イムズさんの夏イベントの広告に使われた前田知巳さんの有名なコピー。

では おとなはどうなんだろう?
ぼくはこんな風に考えてみる。


おとなは、「ずっと」 なんてないことを 知っているんだ
しかし
 「ずっと」 かもしれない
でも
 「ずっと」 と思える
そして
「ずっと」 と思いたいときがくるんだ


だからこそ、「ずっと」なんてないこと を大切にするんだ
 
~~~~ Think together with May

2012年7月2日月曜日

〔あすこの田はねえ〕


幾度 読み返しただろう
セロ弾きのゴーシュ
グスコーブドリの伝説
そして
                                                                                           
春と修羅の[ あすこの田はねえ ]

計り知れない優しさが 心に沁みる

いつも途切れ途切れに読みすすむ


   今月末にあの稲が

   君の胸より延びたらねえ

   ちゃうどシャッツの上のぼたんを定規にしてねえ

   葉尖を刈ってしまふんだ


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 
   あすこの田はねえ

   あの種類では窒素があんまり多過ぎるから

   もうきっぱりと灌水(みづ)を切ってね

   三番除草はしないんだ

     ……一しんに畔を走って来て

       青田のなかに汗拭くその子……

   燐酸がまだ残ってゐない?

   みんな使った?

   それではもしもこの天候が

   これから五日続いたら

   あの枝垂れ葉をねえ

   斯ういふ風な枝垂れ葉をねえ

   むしってとってしまふんだ

      ……せわしくうなづき汗拭くその子

       冬講習に来たときは

       一年はたらいたあととは云へ

       まだかゞやかな苹果のわらひをもってゐた

       いまはもう日と汗に焼け

       幾夜の不眠にやつれてゐる……

   それからいゝかい

   今月末にあの稲が

   君の胸より延びたらねえ

   ちゃうどシャッツの上のぼたんを定規にしてねえ

   葉尖を刈ってしまふんだ

     ……汗だけでない

       泪も拭いてゐるんだな……

   君が自分でかんがへた

   あの田もすっかり見て来たよ

   陸羽一三二号のはうね

   あれはずゐぶん上手に行った

   肥えも少しもむらがないし

   いかにも強く育ってゐる

   硫安だってきみが自分で播いたらう

   みんながいろいろ云ふだらうが

   あっちは少しも心配ない

   反当三石二斗なら

   もうきまったと云っていゝ

   しっかりやるんだよ

   これからの本統の勉強はねえ

   テニスをしながら商売の先生から

   義理で教はることでないんだ

   きみのやうにさ

   吹雪やわづかの仕事のひまで

   泣きながら

   からだに刻んで行く勉強が

   まもなくぐんぐん強い芽を噴いて

   どこまでのびるかわからない

   それがこれからのあたらしい学問のはじまりなんだ

   ではさようなら

     ……雲からも風からも

       透明な力が

       そのこどもに

       うつれ……

2012年6月29日金曜日

Isn't he a bit like you and me?



46年前の今日 ビートルズが来日した。

「半世紀近く前なんだ・・・」

ぼくたちは、いやぼくはエネルギーを使い切ることなく、その時代を生きていた。 少し違っているが、村上春樹が追想で語るその時はぼくにも
 「Isn't he a bit like you and me?」
だった。










Nowhere Man The Beatles 
     He's a real nowhere Man,  あいつはほんとの nowhere Man
    Sitting in his Nowhere Land,  誰もいない国に住み
     Making all his nowhere plans   なんの役にもたたないことを考えてる
                            for nobody.

    Doesn't have a point of view,  生きてる意味がわからなく
   Knows not where he's going to,  どこへいくのかも知らない
    Isn't he a bit like you and me?  まるで君とぼくみたいだ

 
3月31日 - 日本の総人口一億人突破。 
 6月25日 - 祝日法改正、建国記念の日・敬老の日・体育の日が新たに祝日に制定される。
  6月29日 - ビートルズ来日(6月30日から3日間日本武道館で公演)。

この年は丙午(ひのえうま)にあたり、出生数は約136万人と前年に比べ大きく落ち込んだ。

2012年6月26日火曜日

夏越の祓(なごしのはらえ)




初島稲荷神社 出世稲荷宮




出世稲荷宮













私たち(株式会社ザップ)は今年度、34期を迎え、3カ年計画の2年目として事業活動を推進しています。
次世代のリーダーが育ち経営の革新を推し進めている中、様々な問題が出てきました。
「不易流行」と言われますが、日本を取り巻く環境が激変している中、難しい事業活動の「選択と集中」を考えなければなりません。事業の方向性を具体的に示し戦略を実行に移していく中で、多くの解決しなければならない問題が出てきます。

新年度の四半期は戦略上の負の要因が噴出し、その対応に追われる日々が続きました。しかし確実に成長してきたリーダー及び社員達は、この局面に対し決して逃げたりせず真剣に考え取り組み打開策を次々と考え出してきました。自分たちの問題として主体的に取り組まない人は離れていきますが、その事で怯む(ひるむ)様子は全くありません。
過去2年間にわたり学習してきたZAPP3x3 が本当に廻りだしてきたと実感しました。

6月も終わりに近づき暦の上では半ばにさしかかります。また気持ちを新にして取り組むために「夏越の祓(なごしのはらえ)」を行うことにしました。
夏越の祓(なごしのはらえ) とは、6月の晦日(新暦では6月30日)に行われる大祓(おおはらえ)といわれる厄除けの行事の一つです。夏越神事、六月祓とも呼ばれています。
この故事に因み氏神さまの「初島稲荷神社 出世稲荷宮」へ詣でます。

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本社のある尼崎市北初島町は
いかにせん 浦の初島 はるかなる うつつの中は 夢をたに見す  (藤原定家『新拾遺集』)
と詠まれ古くからの景勝の地として知られています。

2012年6月10日日曜日

どんどん未来がやってくる





  時間は過去から未来に流れているのではなく
   未来から過去に流れていくのである。


    やりたいこと
    やれること
    やれないこと
    やらなければならないことが

    どんどんやって来る
    そして
    やったこと
    やらなかったことが
    どんどん流れていく
   

  时间从过去开始不是未来流
  从未来开始过去流逝去。

   必须
   做与鼓
   能做不
   能做事做事
   连续不断
   来的 
   并且,做的和没做事
   连续不断流产去






2012年6月3日日曜日

小倉百人一首 幼きふたりの友と



ももしきや 古き軒端のしのぶにも なほあまりある 昔なりけり  順徳院

幼きふたりの友と
如月 初旬 秋の田に 出かける
皐月の晦日 古き軒端にたどりつく

道に迷ってしまったときもある
立ち往生したことも数え切れない
しかし ぼくたちは ぼくたちの国の美しい風景と心 に出逢った

彼らにも詠み返すときが必ずやってくる

ぼくにも確かな時間が刻まれた

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし 大僧正行尊

2012年5月30日水曜日

木のある風景

誰かの道を辿ろうとしてはいけない。
あなたの志が 必ず行くべき 道 へ導くのだから。
  

  

2012年5月28日月曜日

カシュガル【Kaxgar・喀什爾】のスプーン


カシュガルの木製スプーン

琥珀色の輝きに気付いたのはいつだったか

天山南路を西へ もっと西へ・・・

タクラマカン砂漠を北から駆け抜ける 700kmの道

着いたのは黄昏時のホータン

彼地の酒 「楼蘭」を夜光杯へ注ぐ

記憶の彼方に Loulan Beauty  の胡旋舞

そうだ

お前たちにも ウイグルナイフを買おう

一人前の男になるために

ウイグルの民は・・・  決して 幻 とならない




喀什的木勺

你有没有发现在同一时间或其他琥珀色发光

西天山南道,西·

要求从塔克拉瑪干沙漠北部的 700公里道路

和田在黄昏抵达

夜光杯 i以倒“楼兰”为了

超出的楼兰美女舞胡旋

似乎

买了你们的维吾尔刀

要成为一个男人

·你会从来不和维吾尔人的错觉








2012年5月21日月曜日

清風入梧竹(せいふうごちくにいる)



さわやかな風が青桐と竹に吹いてそよいでいる

FBで知り合いになったばかりの三井明雪さんの説明にある。
断りをいれずに彼女の書を載せることが出来ないので残念だが、顔真卿のフォントで表してみました。

風は何かを動かせたとき姿を現します。

小磯記念美術館で開かれているマリーローランサン展に日曜日の午後出かけました。
彼女の絵はエコールドパリの雰囲気を伝えてはいますが、描く世界は僕をそよがせることはなかった。

「巴里に魅せられた画家たち」の一人である小磯良平は一時期彼らと時間を共有するが染まらず、後期印象派にも距離を置いている。時代を遡り17世紀の光りと影の魔術師 レンブラントに影響を受けているとぼくは思っているのです。
ルオー、ブラマンク、ドランなど、ましてやフジタや佐伯よりも崇高な世界を見せてくれるのです。
画家は、画家だけではないのだが、作り上げた作品を並べられると技量やオリジナル性が公の眼に晒される。好き嫌いはあるが明らかに差があるのは否めない。
青衣の女 小磯良平

絵の具を塗り立てた油絵には、つまり印象派やキュビズムには辟易としている最近のぼくには「小磯良平」は清々しい正統派の強さを思い起こさせてくれた。
この感覚が「清風入悟竹」の風景です。

ゆとりのある時間にしか「絵」に接することが出来ないのではないことも、今の私は理解できます。




2012年5月15日火曜日

不思議な漢字 槁

夕方近く、ちび兄の詩の音読を聞きました。

  けやき

天をゆびさして
ぐんぐん
のびた
大きな
ふんすいだ

陽のにおい
水のにおい
土のにおい
風のにおい
まぶしい
みどりのしぶきだ

みずかみ かずよ
若葉の匂いが漂い爽やかな気分。

「けやき」を変換してみると 「槁」 の文字が後方に
稿(わら)ではないかとよく見ると ノ木偏ではなく木偏

私の姓を一字にまとめると槁(けやき)だった・・・・・

「やっと気がつきましたね」の声がふわっと風にのって聞こえてきました。




2012年5月13日日曜日

青いカーネーション




Moondust  at Allen'Cafe
サントリーのプレミアムモルツを買ったら売場の若いお嬢さんが「くじをどうぞ」と。
「 あ た り 」
景品は 青いカーネーション ムーンダスト。

サントリーフラワー公式HPによると
「ムーンダスト」は、”月のようにやわらかな包容力のある花に”との思いを込めた名前です。
月は豊穣、生産の特徴で、母性、やさしさ、包容力をあらわします。

ああそうだ、きょうは母の日

白いカーネーションは云々、赤いカーネーションは然々

青いカーネーションは「永遠の幸福」

「あり得ないことの比喩なのか」とひとり揶揄する。

明治四十年 讃岐生まれ 若い頃の母を写真でも見たことがない。

末子の私には夏は白絣のゆかた、冬は久留米絣を着せる。
長じて大島、紬、お召しがいつの間にか一揃え。

八十歳で「禿(かむろ)」を舞う。

花をこよなく愛し、九拾五歳で亡くなるまで、着物姿しか見たことがない。

2012年5月1日火曜日

四十年目の墓参 京都東山 若王子



新緑が目映い季節 友二人と出かける。

爽やかな京都東山の朝 南禅寺を抜け永観堂を東へ折れ、熊野若王子神社を過ぎる。




山道で思わぬ歓迎、友は大喜び。


登り切る 寂とし凛とした空間。

「新島襄先生」の墓碑

かたわらに「八重の桜」。

 

嗚呼 友と来る 四十年目の墓参
 

2012年4月26日木曜日

北川景子が綴る-讃岐弁 「瀬戸内まで」

帰国



文藝春秋五月号 巻頭のエッセイ集の中に北川景子(女優)の名が目に入った。

「?」 と感じて読み進めると懐かしい「讃岐弁」に出逢った。




北川 景子





「利口なんと器用なんと健康なんが苦労するように人生はできよんよ」

トモヱひいおばあちゃんが話す。

曾祖母の容姿だけでなく心根も しっかり引き継ぎ瀬戸内の海を渡る。

2012年4月19日木曜日

マリーローランサンに逢える。

外観2
神戸市立小磯記念美術館

特別展「マリー・ローランサンとその時代
巴里(パリ)に魅せられた画家たち」
華やかさの陰に憂いを込めた女性像が広く知られ人気を博している、女流画家マリー・ローランサン(1883~1956)を中心に、芸術の都・パリに魅せられたフランスおよび日本の画家たちの作品や資料、計116点が紹介されています。(小磯記念美術館)

ユトリロ、ルオー、ヴラマンク、ドラン、キスリング、藤田嗣治、佐伯祐三、小磯良平、荻須高徳 など

ユトリロは現実では逢えない妖しげな女性を表現します。

衣服などに使われている明るい原色は、印象派を脱しきれていない時代へのメッセージと捉えることが出来ます。






2012年4月18日水曜日

六甲アイランド ウエルカムフェスティバル2012

小磯美術館 西 桜満開
今年も 六甲アイランド ウエルカムフェスティバル が開催されます。
六甲アイランド ウエルカムフェスティバル 2012

イースターイベント ブース出展コーナー ポニー試乗会 ウエルカムライブステージ フリーバザールと盛りだくさんです。

+++ 開催中のイベント +++
http://www.rokko-island.com/event/

2012年3月18日(日) ~2012年5月20日(日)  六甲アイランドジョギングデイ 
写真



2012/3/31(土) ~
2012/4/8(日)  
第11回六甲アイランドチューリップ祭



写真

2012年4月16日月曜日

ゆっくり走る


ユリの木 六甲アイランド遊歩道ウエスト

4月15日(日) 日経文化欄 に「馬が教えること」   と題して直木賞作家 松井今朝子が書いています。

「ゆっくりはしるようになるのも才能とは、実に言い得て妙で、あらゆる物事に関しての暗喩ともなる。」

馬場で習練を重ねる人の技量に合わせて、サラブレッドの馬が走る力を押さえて、ゆっくり走る技ののようです。

彼らの命をつなぐ方法はレースで華やかに速く走って勝ち残るだけではないのです。

そのように考えることは、たしかに個人や企業を生きやすくさせるかもしれません。

2012年4月8日日曜日

いま、クラウドを考える。

木蘭 六甲アイランド向洋東公園北側 2012/04/01
数年ごとに繰りかえされるOSやアプリのバージョンアップは私たちユーザーには様々な負担を強いられます。
一斉に更新すると問題は小さいのですが、数台ずつバージョンアップを行うのが私たちの現状です。
買い換えるたびの金銭的な出費や使い慣れたメニューを探す時間の浪費などを考えると割り切れない気持ちになります。

完成度の高いアプリであっても同じで、日常業務で使用しているExcelVBAなどもバージョンが異なると必ず動きがおかしくなり、エラーが発生します。

そんな時はプログラムを作成した担当者がすべて修正を行わなければ正常に動かないのです。
システムの専任担当がいない中小企業は、不具合が起こると業務が停止するという大変な事態に陥ります。
これを防ぐためには、バージョンに左右されないアプリを使うことしか手がありません。
近年インターネットのセキュリティも大幅に改善され重要なデータの送受信も行えるようになりました。

このような背景の中、今注目されているのが「クラウド」です。
「Cloud」とは雲のことの意味です。
普通、パソコンの中にデータを入れていれば、そのパソコンを使わないと、そのデータを見ることができません。
しかしデータをインターネット上におくことで、どのパソコンを使っていても、どのデバイス(携帯とかiPhoneとかいろいろな機械のこと)を使っていても、同じデータを参照できる。
これを「クラウド」といいます。

今後の日常業務は「脱 Excel Word」 が大きなテーマとなります。

私たちは今年3月から「サイボウズOffice クラウド版」を導入しました。クラウド版がリリースされたのが決め手となりました。このグループウエアはデータベース機能があり簡単にオリジナルアプリが作成できるのが利点です。
「Kintone」という追加サービスもわくわくモノです。
営業、業務、製造、総務販管でExcelを使って行っていた業務の殆どを置き換えることが出来るのではと期待しています。

「タスクフォース」の機能の殆どを備えながら十分の一で済む使用料も魅力があります。
また、今の私では「ファイルメーカー」に取り組むには知力、気力、体力で手遅れなのです。

何よりもプログラムの知識なしにオリジナルアプリが作成出来ることが素晴らしい。
アプリを作るのは、当分は私がやるのですが、将来的にも運用の不安は少なくなったように思います。

次世代を考えると「クラウド」は重要なキーワードとなります。



2012年2月19日日曜日

選択日記のすすめ - コロンビア白熱教室


私たちは時として間違って選択をすることがしばしばある。過去の成功体験をそのまま頼ったり、その時々の気分に支配されたり、安易な近道をしたり…。教授は、「選択の日記」をつけることを勧める。何を選択したか、何を選択しなかったか。その選択をするのにどのくらいの時間考えたのか。途中でどんなことを考えたか。
その選択は、どんな結果をもたらしたか。うまくいったか。何を間違えたか、何がうまくいって何が失敗したか。練習次第であなたも最良の選択をできるようになるはず。(NHK Eテレ 再放送)


Sheena Iyengar シーナ・アイエンガー
Sheena Iyengar

優れた人たちは”直感”で判断する。
多くの情報を収集し検討した後、対策を選択するのではなく、
自らの”過去の選択結果”を客観視し傾向を捉え、理性的な”直感”により選択する。
 

2012年2月16日木曜日

春一番

「あなたは、どの人生を選択しますか。次の4つのうちから正しいものを1つを選びなさい」


ついこの間まではこんな時代でした。

選ぶのではなく考えて記述する。

これからのビジネスモデルにもあてはまる。

2012年2月15日水曜日

ひなまつり


立春を過ぎた頃、我が家は華やぐ。


三十有余年 如月の中 親王雛にお目もじが叶う。


嘗ての主演女優たちは何処へ?


今年も やさしい「ばら鮨」が待っている。


2012年2月14日火曜日

もうすぐ 雨水(うすい)

朝からみぞれ混じりの冷たい雨が降る。

まるで冬が「まだまだ」と踏ん張っているようだ。

年始めから、頼りになるグループウエア「サイボウズ」の設定を行っている。

ぼくたちも春を迎える準備をしているのだ。



2012年2月13日月曜日

四行詩のすすめ。



大量の情報に取り囲まれている私たちは、たくさん書くよりも簡潔に価値あることを無駄なく書くことが重要になってきました。
伝えたいことや表現したいことを出来るだけ簡潔にまとめることです。

「シンプルなストーリーで訴える。」スチーブ・ジョブスがやってきたこと。

その一つの方法が四行詩で表現することです。

四行詩は物事の展開や物語の文章などにおける起・承・転・結をもとに書いてもいいのでしょう。
しかしこだわる必要はないようです。
次に紹介するのは作文教室「言葉の森」の四行詩のすすめ抜粋です。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
第一は、四行に収めること(これは必ずしも四文でなくてもかまいません)、
第二は、必ず新しい発見や創造があること、 
第三は、できれば美しい比喩や名言があること

内容上の条件は、光る表現があること、自分なりの創造や発見があることです。これは、条件というよりも、四行詩を書くときの心構えのようなものです。

【1】四行で書く
四行詩の基準は、四行で書くことだけです。ひとつの行は「。」が来るまで書く必要はなく、文の途中で改行してかまいません。また、1行の長さは、長くても短くてもかまいませんが、20字以内にまとめる方が読みやすいでしょう。

【2】引用でも感想でもよい
文章を読んでの四行詩は、その文章の引用でも、その文章に対する感想でも、引用と感想を組み合わせたものでもかまいません。

【3】リズミカルに
口に出して読んでみたときに、心地よく言えるようなリズムで書きましょう。リズム感は人によって違います。自分の好きなリズムで書いてください。

「ではなく」を使う例(「ではなく」は高校生の自作名言の練習で使う書き方です)
自分の商売を守るために
世の中の進歩を妨げるのではなく、
世の中の進歩を助けるために
新しい商売にかわるのだ。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

難しくて頭を抱えますが、日記を四行詩で書くことなら出来そうです。

たじろぐことはない。

雨過天晴 雲破る処へ
(うかてんせい くもやぶるところへ)


自らの信じる道を行けばいい。

髙い木は一人で立っているから美しいのだ。











2012年1月20日金曜日

不如樂之者「これを楽しむ者に如かず」


*** 知之者不如好之者 ***
これを知る者はこれを好む者に如かず。


昨年11月、2日ほど「カンテツ(完全徹夜)」で「ExcelVBA」で簡単な?アプリを作りました。久しく「カンテツ」をしていなかったので、さぞや疲労困憊となるだろうと思いきや不思議なことに疲れを感じることがなかったのです。何故なんだろう?
 私がEXCELに付属するプログラミング言語「Visual Basic Applications」に出逢って10年近くなります。従来使用していた「Lotusアプローチ」が廃盤になり、いずれ使えなくなるのは必定でした。そこでMicrosoftのデータベースソフトウエア「Access」に取り組みましたが複雑さと費用の面から断念することになりました。次に取り組んだのが「ExcelVBA」なのです。通常のEXCELマクロに比較すると定型業務を自動化し業務効率をあげることが出来るらしいのです。また専用のフォームを作成しアプリを構築することも出来ると聴き、取り組んで見ることにしました。独学なので基本的なプログラムのロスも多くバグも多いので、挫折しかかりましたが、東京の2日間特訓講習会に最高齢で参加し、基本的なプログラミングの考え方を学びました。 
 業務の整理と標準化以外に、最も重要な目的は経営戦略の実行管理に的確な判断ソースを提供することです。販売管理や財務管理のパッケージソフトのデータを取込み、必要な資料作成を自動化し省力化することです。成果は著しいとまでは言えませんが継続して行っていくべき作業です。
 昨年末に日々発生する路線便の送状発行を省力化するための簡単な「ZAPP送状発行システム」を作りました。市販のパッケージソフトで入力したデータは社内データベースとの連動がほとんど出来ません。当然のことながら路線業者間の運賃比較が自動計算表示できるアプリはありません。ここにカスタマイズの要求が生まれてきます。外部への依頼すると結構な費用となります。つまり簡単に見えますが複雑でやっかいな時間のかかるプログラムなのです。「社長が取り組む仕事ではないですね」と冷ややかな批評に頷きながらも「でもね・・・。」と心で呟いて2ヶ月間取り組み完成させました。


*** 好之者不如樂之者 ***
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。

 とにかく取り組む。面白い。これはすごい。成果が目に見える。使う人が楽になる。役に立つ自分が嬉しい。楽しい。楽しく仕事が出来る。これを味わってしまうと止められなくなるのです。


    草間彌生 「永遠の永遠の永遠」

 相次ぐOSのバージョンアップなどで、プログラムが正常に作動しなくなることが将来予想されます。「VBA」も再考しなければならないプログラムです。次世代へのバトンタッチを考えると、早急に業務システムの再検討を行わなければならないのです。


誰もが扱える簡単なアプリ。「クラウド」をキーワードにした業務システムの再構築。
 私の最後の大きな挑戦になりそうです。
まず知之者不如好之者」 次に「好之者不如樂之者」。

2012年1月12日木曜日

山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば

天井「双龍図」 建仁寺開創800年を記念
東大寺(奈良市)本坊の40面の襖(ふすま)絵などで知られる日本画家の小泉淳作(こいずみ・じゅんさく)氏が9日横浜市内の病院で死去した。87歳だった。
 2000年に建長寺、01年には京都・建仁寺に竜の天井画を描き、10年、東大寺に桜と蓮(はす)の襖絵を奉納した。 11年8月、日本経済新聞に「私の履歴書」を連載した。(2012/1/9 21:22 日経WEBより)



「あの絵は自分のものじゃない。自分を無にして描いている仕事だから自分のサインを入れない」
「1000年先の人達に、名もなき人が無心の境地で描き上げた絵だと見てほしい」



蕾から枯れていく姿まで、ありとあらゆる蓮の姿を襖16面、長さ20mにもなる大作に仕上げた「蓮池」の襖絵
私の心をとらえたのは「 蕪椿図 」です。
重厚な存在感をたたえる蕪(かぶ)はリアリティにも増して、生命の力強さを語りかけてきます。そして傍に寄り添う椿が優しく囁いているようです。構図の素晴らしさだけでなく、日本画に「洋」を積み重ねたように思われるのです。
独自の生命観を描いて一人独自の画境を切り開いてきた「孤高の画家」の根源がここにあります。

 蕪椿図 

百人一首
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば
源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん) 


2012年1月4日水曜日

夢は逃げない。


新年あけましておめでとうございます。
 
年末年始は厳しい寒さに日本列島はおおわれましたが、関西地方では総じて雨に降られることもなく良いお正月を迎えることができました。
「東日本大震災」「欧州債務危機」「歴史的円高」がすべて今年に持ち越され、私たちを取り巻く環境はより一層厳しい年と予想されます。
 私たちザップは、自らが情報を収集し考え行動するという「PDCA」サイクルを重視し、中期経営計画「Mission70」を作成しました。そして、2011年度は、経営計画を具体的に検証しながらマネージメントシステムの勉強を行っています。
ビジョンが明確にされ行動計画も明示されているため、「PDCA」サイクルの速度は確実に早くなっています。今のところは、ある分野では予想以上の苦戦を強いられていますが、今後進むべき重要な分野では、一定の成果を獲得できています。
今年こそ皆さんと力を合わせ「Mission70」を強力に推進し、良い一年となるよう日々精進したいと思います。

2012年(平成24年)の干支は「壬辰(みずのえたつ・じんしん)」です。「辰」は、十二支の5番目。唯一想像上の動物、竜(龍・たつ・りゅう)が割り当てられています。鯉が滝をのぼり、門をくぐると「龍」になると言われています。
また「辰」の字は「振るう」意味で、陽気が動き草木が伸長する状態を表しているそうです。
暦とは裏腹に、これからは冬が深まります。しかし季節は、ゆっくりと確実に春に向かっていきます。

夢は逃げない、自分が夢から逃げ出すのです。